4月18日、琵琶湖の湖岸を歩いてきました。
コースはマイアミビーチから堀切港まで約18.8km。参加者11人、歩行時間は休憩込みで約7時間。天気は晴れのち曇り、微風あり。
日中は少し汗ばむくらいの気候でした。
前回のビワイチから顔見知りになった仲間たち。今回は初対面のぎこちなさもなく、歩き始めからおしゃべりが弾みました。
実は私、人付き合いが得意な方ではありません。ですが、お互いにほぐれていく感覚がありました。歩くことが、自然と心の距離を縮めてくれているのかもしれません。
心の距離が縮まった仲間と歩くと、18.8kmもあっという間に感じるから不思議です。
今回も盛りだくさんの体験をしてきたので、レポートします。
前回の記事はこちら👉️ビワイチ第1弾を読む
スタート前のほっこり

ただいま子育て中。がんばってね!
スタート地点のオートキャンプ場受付に、つばめが巣をかけていました。
つばめ推しのつばっくろー。出発のギリギリまでつばめたちを眺めてほっこり。
つばめが巣をかける場所は「縁起が良い」と言われます。思わず一人大喜び。良いスタートの予感です。
コース前半:車と自転車にドキドキ
スタートしてしばらくは湖岸沿いの遊歩道を歩きますが、自転車が猛スピードで横スレスレを走り抜けていきます。
「怖いね〜」と言いながら歩く私たち11人。
一応、自転車が来たら笛を吹く・声をかけるというルールを決めていましたが、おしゃべりに夢中になっていると気づかないことも(笑)
ビワイチは自転車のイメージが強いコース。歩行者にはなかなかスリリングです。
そんな中で、こんなサイクリスト達に出会いました。
- ベルを鳴らして呼びかけてくれる
- 減速して通過してくれる
- 「こんにちは」「通りまーす!」「がんばってー!」と声をかけてくれる
好感度バク上がり。思わず心が温かくなりました。
「相手を思いやれる人は、走り方にも出るんだな。」そんなサイクリストを、これからも応援したいと思います。
コース後半:景色が開けてくる
コースの3分の1を過ぎた頃から、車や自転車が少ないエリアへ。ここからが本番です。
沖島
今回のコースで途切れることなく眺めていた島があります。島の形が、まるで「ひょっこりひょうたん島」のようでかわいらしい。
「あれ、竹生島かな?」と思い込んだ私は、家族LINEに「竹生島が見えたよ!」と写真を送信。
ところが、滋賀県出身の参加者さんに優しく指摘されました。
「それ、沖島ですよ(笑)」
恥ずかしい…!でもおかげで、いろんなことを教えてもらいました。
- 琵琶湖には3つの浮島がある
- そのうち有人島は沖島だけ
- 島内には小学校がある
- 島内に車はなく、島民は三輪車で移動している
- 島外へ出るための自家用車は、連絡港の堀切港に置いている
など。
なんとも不思議が多い島、沖島!
「今回は時間的に無理だったけど、いつか訪ねてみたい」と思いながら、歩き続けました。
藤ヶ崎龍神

祈れば龍が現れそう!
歩き続けると、岩山を迂回する車道と、湖畔の民家の敷地を通り抜けるショートカットの二手に分かれました。
私たちはショートカットの道を選びました。
京大生たちがウインドサーフィンの準備をしている横道を通り抜けると、「通行禁止」の立て看板。どうやらがけ崩れで山際には柵がされており、龍神さんへの参拝は叶いませんでした。
でも、柵を避けるように湖岸沿いを歩いていると…
なんて爽やかな景色!
寄せては返す波の音。潮の香りはしないのに、まるで海岸を歩いているような感覚。
「そうか、ここは湖なんだ」
改めて琵琶湖の大きさを実感した瞬間でした。
しばらく全員で立ち止まり、琵琶湖をただ無言で眺めていました。言葉はいりませんでした。
公園のおにぎり
藤ヶ崎龍神のすぐ近くには、トイレが設置されている広い公園がありました。
トイレの存在感!正直ホッとしました。
全員で軽くストレッチのあと、屋根のあるテーブルを囲みランチタイム。
みんなで食べたおにぎりは格別です!
梅干し×塩昆布の海苔巻きで塩分補給もしっかり。おやつ交換でゲットしたチョコや飴、せんべいにおまんじゅうなど色とりどりのお菓子をつまみながら白湯をのむ。
ラムネは身体と心にスーッとしみました。
しばらく琵琶湖を眺めながらおしゃべり。
歩くことと休むこと。緩急をつけることは、水をこまめに補給するのと同じぐらい大切だと実感しました。
ロシアンたこ焼き
はちまんスタジアム近くの川沿いに、白い軽バンが1台。ポツンと営業しているたこ焼き屋さんを発見。
関西でよく見る「串で転がす」たこ焼きではなく、「ベビーカステラ用の鉄板」でつくるたこ焼き屋さんでした。
ひと舟8個入り。主催者さんが2舟注文してくれました。
面白いのは、茶目っ気のある店主さんが「ロシアンたこ焼き」を作ってくれたこと。
8個中1個は「タコなし一味たっぷり仕込み」のたこ焼き。当たりを引いた人は2個食べられるというゲームに全員挑戦!私は見事に当たりを引きました!
タコなし・一味たっぷりのサプライズ。でも罰ゲームどころか、おまけをもうひとついただいて得した気分でいっぱいになりました(笑)
長命寺麓のバスサウナ
長命寺の麓、長命寺港のほとりにお風呂屋さんがありました。
今回は立ち寄る予定ではありませんが、敷地内に停まっているバスが1台。近づいてよく見るとフロントガラスと車体に「バスサウナ」と書いてあります。
バスでサウナ???
琵琶湖を眺めながらのサウナ、気になります。
桜
湖畔の山の中や道中に、4月中旬でもまだきれいに咲き残った桜。琵琶湖と桜の組み合わせは贅沢でした。
カフェで一休み
休暇村近江八幡に向かって細い湖畔の道を歩いていると、お目当てのカフェに到達。
しかし、満員で入れず。
景色の良い別のカフェへ。眺めは最高でした。休憩後、また歩き出しました。
フィナーレ 夕日とタクシーでの社会勉強
沈みゆく夕日に見せられて
堀切港に近づく頃、沈む夕日が琵琶湖をオレンジ色に染め始めました。
みんなで立ち止まり、その景色を眺めながらストレッチ。
ビワイチのグループには日頃からスポーツに親しんでいる方が多く、運動後のリカバリー対策に実に詳しい。
私のようなスポーツ素人のために、負担なく行えるストレッチ方法を歩き始める前・途中の休憩・ゴール後と3回に分けて丁寧に教えてもらいました。
おかげで18.8kmを歩いても筋肉痛なし。仲間の知恵と経験が、私の身体を守ってくれました。

夕暮れ時の静かな風景に心洗われました
琵琶湖と人と。タクシーで社会科学習
堀切港からタクシーで近江八幡駅へ。車窓から広大な農地が続きます。
麦畑が風に揺れる光景に感動していると、穏やかで丁寧な口調の運転手さん(60代前後)が教えてくれました。
「ここは昔、琵琶湖の一部だったんですよ。戦中・戦後に食糧増産のため埋め立てて農地にしたんです」
窓の外に広がる麦畑が、かつては湖の底だったとは。琵琶湖の形は、人の手によって変わってきた歴史があるのですね。
さらに観光案内まで。
「水郷巡りをするなら、ぜひ和船に乗ってみてください」
「クラブハリエは構造物が面白いですよ」
駅に着くまでの時間、地元の方しか知らない話をたっぷり聞かせていただきました。
旅は、出会った人の数だけ豊かになる。
そんなことを感じた、帰り道でした。
看護師が実践した脱水対策
今回持参した飲み物は500ml×3本。
- 白湯
- 水
- ビタミン添加の炭酸水
塩分補給は、梅干し×塩昆布の海苔巻おにぎりと塩タブレットで対応。水分と塩分をセットで補給するのがポイントです。ビタミン炭酸水はお昼休憩とゴール地点で美味しくいただきました。
最終駅でも炭酸水と水が残っていたので、電車の中と帰宅後に飲み干しました。
「歩き終わったあとも補給を続ける」、これが大事です。
まとめ
マイアミビーチから堀切港まで18.8km、心地よい疲労感とともに完歩。
ちなみに自宅からの往復を含めると、この日の総歩行距離は20km超え。我ながらよく歩きました(笑)
ただし正直に言うと、翌日以降は所用が重なり睡眠不足が続いたため、体力の回復には予想より時間がかかってしまいました。
身を持って学んだことは、完歩後の休養も、ちゃんと計画に入れておくことが大切だということです。
つばめの巣、沖島の秘密、ロシアンたこ焼き、爽やかな湖岸、夕日のストレッチ、タクシーの中の社会科講義…
琵琶湖はいつ歩いても発見があります。次回もまた歩くのが楽しみです。

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